MENU

高配当株投資を始めた所感

本稿では、高配当株投資を始めてみて感じたことを書きます。

最初に簡潔に言うと、継続のしやすさが高配当株投資の特長だと実感しました。

メンタルを支えてくれる要素が多く、モチベーションを維持しやすいです。

長期の株式投資の成否は継続性にかかっているので、これは大きな長所だと思います。

以下で、具体的な特徴などについて述べていきます。


下落でも低ストレス

高配当株投資は売却益を重視しないため、やはり、株価の下落で受けるストレスが小さいです。

例えば、2025年のトランプ関税ショックも安値買いのチャンスと感じて行動できました。

逆に、安く買えない株高の時にモヤモヤしますが、評価額の上昇自体は悪いことではないため、健やかでいられます。

インデックス投資でも下落をチャンスと感じられますが、私の場合はストレスが比較的大きかったです。

収入UPによる心の余裕

配当による収入UPもメリットに感じることがあります。

例えば、今より高い給与と同じ手取りだと考えることで心に余裕が生まれて、生活が好転する人もいると思います。

また、全額再投資するつもりでも、不労所得を得てその使途を選べる自由は、心を豊かにしてくれていると感じます。

このような心理面への効用をリターンの一部として評価できるなら、税金を払ってでも配当を得る価値があると考えています。

ステップアップの実感

「今の配当は生活費のこの部分をまかなえる額だ」と考えることで、投資が人生の支えになることを実感できています。

サブスクや光熱費等の一部から始まり、まかなえるレベルが徐々に上がっていくことで、経済的自立に向けたステップアップをリアルに感じられるのはとても良い点だと感じています。

モチベーション維持の工夫

配当金が振り込まれてリアリティがある分、元本が少ないうちはリターンの小ささで心が折れやすいかもしれません。

上述のように、配当が生活の固定費に相当するレベルに達するとやる気が出やすいです。

私の場合、最初だけ、成長性や安全性に目をつぶって、現在利回りが非常に高い銘柄を混ぜてそのレベルに引き上げるという工夫をしました。

他の人には推奨しませんが、私のモチベーション維持には有効だったと思います。


これらが、高配当株投資の続けやすさに関して私が感じたポイントです。

一方で、注意すべき点があるのも感じました。

この続けやすさには、資産形成の過程でもリターンを味わえるという、刹那的な欲に応える性質が寄与していると思います。

この欲は肥大化しやすく、次のように支配されそうになることがあります。

超高配当銘柄の誘惑

私は高配当株投資を始める前に、現在の利回りが低めだとしても高分散・高増配率のETFや投信を中心に買うことで、将来の理想的なリターンに結び付くと試算しました。

しかし、配当額の変化が小さい期間にじれったさを感じたり、SNSの情報に影響されたりして、配当額をすぐに増やしたい欲求が膨らむ時があります。

安定性や成長性を度外視すれば、超高配当銘柄(例えば利回りが10%超)はいくつも見つかり、それらを買えば一瞬で予想配当額が大きく増えます。

このように手っ取り早く刹那的な欲求を満たせてしまう環境は、高配当株投資の危うい部分だと感じました。

超高配当銘柄への依存

もちろん超高配当銘柄は戦略や覚悟があれば悪いものではなく、前述のように、初期のモチベーション維持のために混ぜるのは私には有効でした。

ただし、その利回りの破壊力を一度味わうと脱却が難しいと感じています。

いつか利回りの低い銘柄に入れ替えるつもりでいても、予想配当額の成長に喜びを感じていると、それを減少・鈍化させる行動になかなか踏み切れなくなると思います。

そのため、超高配当銘柄は、あらかじめその安定性や成長性を低く見積もって、将来の目標達成を阻害しないレベルで理性的に付き合うように自分に言い聞かせています。


以上、高配当株投資の良さや注意点などについて、私が感じたことを書いてみました。

いずれも主観的で非定量的な心理面の話で、共感できない点もあるかと思いますが、投資手法を検討する上で参考になる部分があれば幸いです。

目次