本稿では証券会社の選択について書きます。
現在、楽天証券、SBI証券、マネックス証券で口座を開設して、以下のように使い分けています。
- 楽天証券 → 外国株、新NISA
- SBI証券 → 日本株、旧NISA、iDeCo
- マネックス証券 → 優待目的の銘柄等
ネット証券のシステムは日々変わるため、現在と異なる点もあるかと思いますが、私が使い分けを決めた当時に何を考えていたかに主眼を置いて書きたいと思います。
外国株
私にとって証券会社使い分けの決め手となったのは、米ドルの配当を円に両替(円転)してから受け取れるサービスの有無でした。
外貨で受け取った配当を別日に円転して為替差益が発生すると雑所得となります。雑所得が年間で20万円を超えなければ所得税の支払いや申告は不要ですが、住民税は申告する必要があります。受け取り日に円転した場合は為替差益を考えなくてよいため、米国株配当金の円貨受取りサービスがあった楽天証券を外国株用の口座に選びました。
住民税以外の観点でも、手動で両替すると為替を意識して疲れるので、自動が良いなと考えました。
現実的には、少額の為替差益について住民税申告の不備で問題になった話は聞きませんが、「負い目のなさが勝ちを呼ぶ」という心持ちで、きっちり処理したいと思いました。
日本株
日本株(特に高配当株)については、取引手数料の安さと単元未満株の買いやすさで選びました。SBI証券と楽天証券で迷ったのですが、楽天証券で買った外国株と分別して管理したいためSBI証券を選びました。
口座開設で使用可能になる銘柄分析ツールも重要で、例えば、マネックス証券の10年スクリーニング等はとても便利で銘柄選びの際によく利用しています。
初期に挑戦した短期トレードでは、個人的にWEBサイトやアプリがわかりやすいと感じたマネックス証券を使っていました。SBI証券や楽天証券と比べると手数料が高かったのですが、そのぶん売買に慎重になる点は案外良かったと感じています。短期トレードをやめた現在では、優待目的など頻繁に取引しない銘柄をマネックス証券で保有しています。
非課税口座
旧NISA(つみたてNISA)とiDeCoでは、どこでも買えるインデックス投信を積み立てる方針で、証券会社の間で違いをあまり感じなかったので、すでに特定口座を開設していたSBI証券を選びました。
新NISA口座については、成長投資枠で分配金が米ドルで支払われるETF(VYM等)も買いたかったため、前述の通り、円貨受取りサービスがある楽天証券を選びました。インデックス投信を積み立てるだけであれば、欲しい商品の取り扱いやクレジットカード積立のポイント還元率などで選んだと思います。
複数の証券口座を持つと管理の手間は増えますが、証券会社の様々なサービスを利用できたり、カテゴリーごとの成績やお金の動きが把握しやすかったり、メリットがたくさんあると感じています。
複数の証券口座の開設や整理を検討しているかたの参考になる点がもしもあれば幸いです。